どんなに理不尽な理由でも。
どんなに納得がいかなくても。
自分の気持ちが『やるな!』と言っていても。
頭を下げなきゃいけない時もある!
てか、社会人ならしょっちゅうある!!
「やってられるかぁ!」
って思っても、やらなきゃいけない時がある。
そんな時に効果的な『お詫びの品』の選び方と、自尊心の守り方、ご紹介します。
これ私が謝罪するんですか?
なぜ私が謝らなければならなくなったかと言いますと。
毎週決まった『平日』に、定期でお宅に伺い、色々家庭内の用事を済ます仕事があったんです。ヘルパーですね。
私の会社、土日祝が休みなんです。
そして、いつもお伺いする曜日が、祝日と重なる事がありました。
その祝日には予定を入れていましたし、他に行けるメンバーも居らず、お仕事をお断りしたんですね。
かなり前もって。
そしたら、お客様が、
「祭日だからって来ないのはあなたのところだけだ。なぜだ!」
と、おっしゃいました。
勿論、祝日は休みなので、ヘルパーが入れるかは分からない、とは契約の時に説明済みでした。
しかし、そんな前の事、忘れていても仕方がないと思い、なぜ来れないのかを、仕事中と言うこともあり、かなり
『掻い摘まんで』
説明しました。
これがいけなかった!
他のメンバーが入った時に、
「あいつはかなりぶっきらぼうに、祝日は人が居ないから申し込んでくれるなと言ったぞ」
と、ご立腹だったそうです。
そんな言い方したつもりは勿論ありませんが、お客様がそう解釈したのなら、その人にとってはそうなんですよね。
その日の内に私に連絡があり「申し訳ないけど謝って貰える?」
となりました。
私の言葉が足らず、誤解を招き、お客様に嫌な思いをさせたのだろう、と考えました。
ちょうど近日でそのお宅の仕事に入る事になっていたので、その時に謝罪する事にしました。
謝罪で手土産渡す時の基本
謝罪の基本は、
・まず謝る
・謝罪が受け入れられてから、謝罪の品物を渡す
・断られたら持ち帰る
の三つです。
しかし、相手によっては、セオリー無視の奇襲作戦が項を成す事がありました!
勿論相手によります。
よりますが、今回の私は基本を取っ払って、体当たりした結果、許して貰えるどころか、相手のご機嫌が良くなりました。
謝罪での手土産の基本は『菓子折』
謝罪での手土産の基本は『菓子折』です。
しかし今回は、インパクトを狙ってみたくなりました。
さぁ、どこで何を手に入れようか。
誕生日のプレゼントやお祝いの品を選ぶのとは違い、お詫びの品を選ぶのは、あまり楽しくはないですね。正直面倒くさいですし。
けれど、コジャレた店で、よかれと思って買ったコジャレたもので、
「これで良いか」
と買い物を楽しみ、持っていった物で、
「なめんな」
となったら本末転倒。
ここは基本を守って何の損もありません。
基本は『ようかん』です。
ようかんは、他の菓子に比べて重いですよね、ズシッと。
「この謝罪に対する気持ちは軽くないですよ」
「今回のこの一件、軽くない。重く受けとめていますよ」
と言う気持ちを表します。
ダジャレじゃないですよ。本当、基本なんです。
買う場所は、百貨店がおすすめです。
ネットで簡単に買えますが、謝罪しなきゃいけない時って、基本突然来ますよね?謝るのは早ければ早いほど良いので、サッと買いに行きましょう。
そして、選ぶ段階からその重量感を感じておきましょう。
その重量感は、謝罪に向かう時の心のお守りになります。
そして、ここからが私がセオリーを無視したやり方です。
これは、相手が「今回の事で損したくない」「何か得したい」と思っているような場合に通じました。
まず、選んだ品物は、
『海苔』
です。
これ、かなり大きさがあって、見た目のインパクトがあるんです。
そして、嵩張るわりにはリーズナブル。
シンプルな物が、ホームセンターに売っている事が多いです。
効果的な謝罪。先手必勝!?
まず謝罪の基本はとにかく、

『謝る』
です。
謝って、相手がその謝罪を受け入れてくれたら、お詫びの品を渡します。
「受け取らない」と言われてしまった場合は、無理に置いていかず、持ち帰りましょうね。
『早く許して貰いたい』や『早く済ませたい』といった気持ちから、真っ先にお詫びの品を渡してしまいたくなりますが、まずは頭を下げます。
こちらは謝りに行くのです、と言うことは、相手は怒った状態で待っている、そうでなくてもいい気分で待ってはいないでしょう。
ですので、許して欲しい、早く済ませたい、などの気持ちが先走って、真っ先に手土産を渡すのは、例えば、
交通事故を起こして、やべっ!ってなって、謝りもせずに、いきなり、
「保険で何とかしますから!」
と言っているようなもんです。
相手は、
「ふざけんな!そんなの当たり前だ!その前に、あ・や・ま・れ・よ!!」
となりますよね?
なので、まずは謝ります。
でも、今回の私の場合会社の者が先に会社としてクレームを受けた際にお詫びはしているのです。
ですので、いきなり次の段階から攻めてみました。
お詫びの言葉とほぼ同時、いや、ちょっとフライング気味に、シンプルな包装紙に包まれた大きな箱を両手で差し出しました。
交通事故の例えで言うと、後ろからぶつかってしまった車の相手に、土下座と同時に現金渡す(違うか?)みたいなものですよね!
相手は、
「えぇ!」
と、驚いた後(驚いたフリかもしれませんが)
「そんなの良いのに」
と、笑顔になり、
「何か逆に気を使わせちゃって」
と、恐縮しておられる感じでした。
謝罪が済んでもホッとするのは相手から自分が見えなくなってから!
さて、無事(?)謝罪も済んだし、そろそろおいとましましょう。
ここで気を付けたいのが、
『相手から自分が見えなくなるまで気を抜かない』
です。
遊びや商談で伺った訳ではないので、間違っても、
「いやー、今日はありがとうございました」
とは言いませんよ!
最後まで、
「失礼いたしました」
で、通しましょう。
あぁ!悔しい!!この気持ち、どうすればいいの!?
過失、不手際など自分が本当に悪かった時は、素直に反省し、同じようなミスが無いように、次に繋げれるように、成長の糧とします。
しかしですよ、大人の事情で大人の対応として謝罪した場合、やっぱり何かあまり腑に落ちない、納得いかない事もある
そんな時は、今回の事を、
『利益』
にしてしまいましょう!
成長の糧にする場合も、利益と考える場合も、お薦めなのは、
『文章にする』
です。
何かしら目に見える形に残すことで、気持ちが落ち着き、成長を感じる事ができますよ。
後で読めるように、教科書にするもよし。
ブログのネタにするもよし。
です。
今回の私がそうですね。
お詫び、手土産の基本のまとめ
基本は、
・まず謝る
・謝ってから品物渡す
・断られたら持ち帰る
相手の性格をよく知っているなら、その人なりのやり方で効果的。
基本のお詫びの品は『ようかん』
そして、まずは謝る。
謝罪を受け入れて貰えたら渡す。断られたら持ち帰る。
相手から自分が見えなくなるまで気を抜かない。
お詫びをしなきゃいけない時、それは成長するチャンスととらえ、めげず、くさらず、次に行きましょう!