広島県を代表する平和と花の祭典「ひろしまフラワーフェスティバル」をご紹介します。
「ひろしまフラワーフェスティバル」は、ここ最近は毎回150万人以上の人出で賑わい、恐らく広島市内に住んだことのある人なら、誰でも一度は出かけたことがあるのではないでしょうか。
ひろしまフラワーフェスティバルの特徴
「ひろしまフラワーフェスティバル」で特筆すべきはその規模です。
幅100メートル以上・長さ4㎞にわたる広島市内の目抜き通りである『平和大通り(100m道路)』全てが「ひろしまフラワーフェスティバル」の舞台になります。
そして「ひろしまフラワーフェスティバル」の期間中は、その全てのエリアを使って壮麗なパレードや多彩なステージが執り行われ、その周りには100以上の屋台や70以上のフリーマーケットなども立ち並び、祭りに華を添えます。
「ひろしまフラワーフェスティバル」での1番の見どころはやはり、大通りを巨大かつ華麗な“花車”と呼ばれる山車が次々と行進する「花の総合パレード」です。
各参加団体が毎回趣向を凝らして造り出す巨大な山車は、近くで見ると迫力と華やかさの両方が楽しめ、バリエーション豊かに次々と目の前を通って行くのでので思わず時間を忘れて見入ってしまいます。
近年ではこの「花の総合パレード」に加えて、様々なチームが活気ある“よさこい”演舞を披露する「きんさいYOSAKOI」も人気です。
さらに大通り周辺では屋台やステージイベント、フリーマーケットなども豊富で「ひろしまフラワーフェスティバル」を全てを堪能しようとすれば1日では足りないぐらいです。
これら壮大な規模のエンターテイメントが一か所にまとまっているので男女問わず、小さなお子様からお年を召した方まで誰でも楽しめる催しとなっています。
ちなみにステージイベントは、お目当てのアーティストの人気の度合いに応じて早めにステージ周辺で場所取りをしておかないと、遥か彼方から豆粒のような舞台を眺めることになってしまいます。
ひろしまフラワーフェスティバルの屋台
その一方で、屋台はいつでもどこでもあちこちに出店していますので、行列もさほど酷いことにはならず(といってもある程度は並ぶ…)
などの定番の屋台はもちろん、
といった一風変わった海外の味覚に加え、地元広島の、
など郷土色豊かなものまでバリエーション豊かです。
ゆえに屋台巡りを「ひろしまフラワーフェスティバル」のメインの一つにする方も大勢おられます(自分含む)
ひろしまフラワーフェスティバルのフリーマーケット
「ひろしまフラワーフェスティバル」ではフリーマーケットも多彩な品々が出品されているので、それをただ眺めながら見て回るのも良し、掘り出し物を見つけて価格交渉するという醍醐味を味わうも良し。
総勢70以上ものブースが出品しているので思いがけない一品に出会える確率も高いのではないでしょうか。
ひろしまフラワーフェスティバルのアクセス
ひろしまフラワーフェスティバルへのお出かけの際のアクセスについてです。
ひろしまフラワーフェスティバルへ車で行く
まず自動車での来場については、山陽自動車道広島ICより、国道54号線を使って会場近くまで来ることはできますが、ひろしまフラワーフェスティバルの開催期間中は平和大通りはもちろん、その周辺も厳しい交通規制が敷かれます。
ですので「ひろしまフラワーフェスティバル」の会場に直接乗り付けることはできません(平和公園内の駐車場も利用不可です)
よって、ひろしまフラワーフェスティバルの会場周囲にある大小合わせて30か所以上の駐車場を利用することになるのですが、来場者数に対して駐車場の数が少なく規模に大小があるため、どの駐車場もあっというまに満車になってしまいます。
よって「ひろしまフラワーフェスティバル」の会場に車で来られる方は、相当早い時間に駐車場を確保されることをお勧めします。
ひろしまフラワーフェスティバルに交通機関で行く
次に電車やバスの公共交通機関を使って「ひろしまフラワーフェスティバル」の会場へ行く方法についてです。
電車ならJR広島駅より1号ラインの“広島港行”に乗車し、
「本通り」
もしくは
「袋町」
で下車して徒歩で。
バスなら25号ラインの草津線に乗り、
“平和記念公園”
で下車して徒歩で向かうことになります。
ただし、ひろしまフラワーフェスティバル当日は電車もバスも来場客で“すし詰め”になり、両方とも遅々としたスピードで移動しますのでなかなかにストレスが予想されます。
ひろしまフラワーフェスティバルを贅沢に楽しむ
以上の理由から、県外に在住している私の個人的なオススメとしては、ひろしまフラワーフェスティバルの開催日よりもかなり早い時期に会場付近のホテルを予約しておくことです。
こうすると、すぐ近くの会場まで徒歩にて短時間で行け、身に付けるものや持って行くものも軽装で済み、忘れ物があってもすぐ取りに行けます。
疲れたらホテル内でゆったりと休憩ができ、トイレはホテルのものを使用できます。
(実はこれが結構大きい!:後述)
会場付近にはリーズナブルな料金のホテルもありますので、ストレスフリーを目指すならこの手法かなと思います。
(ちなみにかつて広島市内に住んでいた時は当日徒歩or自転車で出掛けていました)
ひろしまフラワーフェスティバルのトイレ
そして、現地でのトイレ事情は一言で言うと“絶望的”です。
ですので、上記した『ホテル予約』がおすすめとなるのです。
ただでさえ数が少ないトイレは常に満杯で、後には順番待ちで大行列を成しており、中に入れば入ったで、キレイとは言いにくい…
(あえて詳細説明は省きます)
ならばと近隣のコンビニにでも入ろうとすれば“使用禁止”…。
お子様がおられるとさらに状況は大変なものになります。
ゆえに私は“たまの贅沢”と割り切って前述のホテル予約をオススメしております。
ひろしまフラワーフェスティバルはバリアフリー?
ちなみにトイレと同じぐらい大事なバリアフリーにつきましては、身体に障害をお持ちの方やお年寄りの方の歩き易さについて言えば、完全バリアフリーとまではいかないまでも、大通り全体として大きな段差が少なく、移動しやすい方かと思います。
ただいかんせん人出が多いのでその間を縫うように移動するので、その点では難儀するかも知れません。
この点については大通りに面した歩道ではなく、少し奥まった方の歩道を利用すればかなり人通りの密度が緩和され、樹木やビルの日陰も多く歩き易いと思います。
ひろしまフラワーフェスティバルの意外な注意点
以外な注意点として挙げるのは、開催期間中は5月(稀に6月)と言えど、晴れの日の日中はかなりの日差しと暑さが予想されます。
ですので、飲料や日焼け対策グッズ、帽子は必須と思った方が良いです。
また、歩く場所の殆どが道路ですので地面からの反射熱も相当なものになります。
よって小さなお子様には特に日差しと路面両方への配慮が必要です。
ひろしまフラワーフェスティバルの料金と注意点
「ひろしまフラワーフェスティバル」では、パレードを見たり、ステージを見たりするぶんには当然無料(開催エリアが広すぎて入場料など取れるはずがない)ですが、屋台はもちろんフリーマーケットでも購入に至る際には支払いが伴います。
しかもまだまだ現金払いが主流なのに加え、おつりに苦労する店もあるので、現金は現金でも紙幣と小銭の両方を多めに持って行ったほうが良いと思います。
(お店やフリーマーケットの店員さんがおつりで苦労するようになると、順番待ちの列が消化されず、背後からの視線がとても痛く感じるようになります…)
ひろしまフラワーフェスティバルのまとめ
以上のように、ひろしまフラワーフェスティバルでは、
と本当にバラエティ豊かに楽しめるため、複数日にまたがって訪れる方も多くおられます。
上記のような注意点やコツさえ飲み込んでおけば、全国でも名だたる一大フェスティバル、
『ひろしまフラワーフェスティバル』
を目いっぱい楽しんで沢山の印象深い思い出を作ることができます。
当記事が少しでもそのお手伝いになれるのならこれに過ぎる喜びはありません。
是非、本記事をご活用頂ければ幸いです。