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金沢百万石祭りの内容や屋台は?交通規制などその他注意点もご紹介

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金沢百万石祭りの内容や屋台、交通規制やその他注意点をご紹介します。

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金沢百万石祭りとは

このお祭りは、正式には6月の月初の3日間に行われますが、本記事ではその中の2日目(第一土曜日)に行われる“百万石行列”に焦点をあてて取り上げています。

その他の日程でもそれぞれ魅力ある行事がございますので、興味がありましたら是非足を運んでみて下さい。

この行事は歴史的には比較的新しい方ですが、それでも過去のルーツをたどると大正時代の“奉祝行事”にまで遡りますので、今や金沢の伝統ある行事の一つとなっています。

そしてその時代の変遷とともに、規模・内容ともに壮麗なものになり、今では金沢で一番の規模及び知名度を誇るお祭りに発展しています。

お祭りの趣旨としては、加賀藩初代藩主 前田利家公の天正11(1583)年6月の金沢入城を称えるもので、その偉業を偲んで行われるのが、本行事最大の見どころである“百万石行列”になります。

それは石川県の表玄関である金沢駅の東口にある鼓門(つづみもん)からスタートし、メインストリートを3㎞も練り歩き、最終的には金沢城公園に“入城”することでゴールとなります。

その行列の様は“壮麗”の一言につきます。

戦国時代の甲冑に身を包んだ武将や、本物の馬にまたがった騎馬武者などによる“武者行列”を筆頭に、加賀火消や音楽隊、神輿行列など個性豊かなパレードが連続しますので、その華やかさにきっと目を奪われることでしょう。

そして全ての行列が通り過ぎるまで二時間ぐらいかかることから、その規模もお分かり頂けるかと思います。

なお、この行列では毎年有名人の美男美女が、主役である前田利家やお松の方を演じます。
これを誰が演じるのかが毎年地元の大きな話題になります。

そして地方ではなかなか間近で有名人を見られる機会が少ないので、この日ばかりは観光客に加えて地元の観覧者も大勢集まります。

その数合わせて42万人!

それほどに見ごたえのあるパレードですので、当日のピーク時には凄まじいまでの混雑ぶりとなり、人垣越しにでも見ることが困難になりますので、後ほどご説明するノウハウや注意点を是非ご覧頂ければと思います

このお祭りは地元では老若男女、みんなが毎年楽しみにしており、TVで生中継され、金沢で一番盛り上がるイベントです。

もちろんパレード以外にも屋台や出店等もたくさん出ており、

本編以外でもたっぷり楽しめるのも魅力です。

これからその魅力の数々をご紹介します。

金沢百万石祭りの内容

まず、以下に当日の百万石行列の大まかな流れを簡単にご説明します。

年によって以下の順番が入れ替わることも多いので順番自体はご参考程度にご覧ください。

【出発セレモニー】

スタート地点は先にご説明した金沢駅東口前にある“鼓門”になります。

ここを起点に、地元の地名で言う所の“近江町市場”⇒“香林坊”⇒“兼六園下”⇒“金沢城”の順に巡ります。

その出発に先立ってセレモニーがあるのですが、これが既に一つの大きな見どころになっています。

それというのも、まずセレモニーのバックに控える鼓門の造形が大変見事なものだからです。

まず、2組の門柱はそれぞれ伝統芸能の“能楽”に用いる“鼓”をモチーフにしており、何本もの太く長い木柱が螺旋状に組み上げられ、その高さは遥か上まで見上げるほどです。

そのそびえ立つ二組の“鼓”を柱にして、ゆるやかにカーブを描く巨大な面格子の屋根が被せられ、全体として見ると、堂々とした風格の中に繊細さと優美な佇まいが感じられ、一度見たら忘れられない雄姿を誇っています。

この壮大な鼓門をバックに、勇壮な太鼓や華やかな百万石音頭が披露されるので、会場全体が荘厳な雰囲気に包まれ、祭りの開始に向けて一挙に参加者と観客の連帯感が高まります。

そして、厳かに鳴り渡るほら貝のファンファーレで盛大に“百万石行列”の開幕が告げられるのです。

【音楽パレード】

出発に際し、まずは先導隊として“金沢百万石祭り”の横断幕を掲げた一隊に続き、地元の小・中・高校生や警察・消防・自衛隊による音楽パレード、吹奏楽隊などが軽やかなマーチ演奏を披露しながら行進します。

その側では躍動感あるバトントワリングがさらなる華を添えています。

【ミス百万石】

その年に選ばれた3名のミス百万石の方々がオープンカーに乗って、車上から沿道の皆様に笑顔でご挨拶します。

【獅子舞行列】

金沢市の指定文化財であり、地元石川県に獅子頭作りの名工の里もある加賀獅子は、豪華で巨大な獅子頭と、三味線・笛・太鼓などの演奏者全てが入ってしまう胴体の蚊帳(かや)から成っています。

この獅子に対して“棒振り”と呼ばれる演者が、棒や太刀などの武具を用いて戦いを挑み、見事最後に討ち取る“殺し獅子”の展開になっているのが大きな特徴です。

【加賀鳶(とび)行列】

地元の各消防団員に加え、他県の団員も含め総勢400名以上の行列が、凛々しい揃いのハッピ姿で伝統の火消し演技である“加賀鳶梯子(はしご)登り”を披露します。

またこの時「子どもはしご登り」も登場します。
個人的にはここも見どころの一つとしてお勧めしたいところです。

というのも子供たちが日ごろの練習成果を一生懸命披露しようと頑張る姿は素直に感動できますし、時にはハラハラする展開もあり、手に汗握って応援してしまいます。

この時ばかりはパレードであることを忘れて演技を凝視することに熱中してしまいます。

【尾山神社御鳳輦(ごほうれん)】

会場近くにある尾山神社に奉納されている、前田利家公の御分霊が乗っている神輿を神職が守りながら金沢城を目指す古式ゆかしい渡御行事です。

【珠姫御輿(たまひめおこし)入れ行列】

二代将軍徳川秀忠の娘で、三代目藩主前田利常公に御輿入れした珠姫の行列を表現しています

公募で選ばれた珠姫役と利常公役が参加しますが、史実によれば当時珠姫は3歳、利常公は8歳ぐらいだったと言いますから、行列に選ばれるのはその年頃の園児や児童になります。

【お松の方行列】

前田利家公の奥方であり、共に加賀百万石の礎を築いたお松の方役に有名女性俳優が扮して、華麗なる行列を繰り広げます。

この行列ではもちろん主役はお松の方ですが、その先導役となる大勢のお供の人たちはその多くが女性であり、彼女たちが着ている色とりどりの衣装も大変華やかなので見ごたえがあります。

【四代、五代藩主行列】

現代にも受け継がれる地元加賀の工芸文化や学問の振興に寄与された四代・五代藩主の行列です。

ちなみにこの行列に参加されているのは金沢市の交流都市である東京都文京区、板橋区から選出された方々です。

なんでも、江戸時代に加賀藩前田家の屋敷が文京区や板橋区にあったことが由来だそうです。

ちなみ文京区本郷にある東京大学のキャンパスはもともと加賀藩邸の敷地であったことは有名な話です。

行列はこの後勇壮な武者行列による“加賀藩八家老行列”と続き、いよいよ主役の登場となります。

【前田利家入城行列】

この百万石行列全体の主役、前田利家公に有名男性俳優が扮し、最も豪壮な武者行列を従えています。

その主力になっているのが赤母衣衆(あかほろしゅう)
背中に矢を受け止めるための赤い母衣を背負っており、武芸に秀でたエリートから選ばれた精鋭から成る親衛隊的存在です

本物の馬にまたがり、真紅に映える母衣をまとった甲冑具足の騎馬武者の雄姿は。お子様にも魅力的に映るはずです。

その他、女性の足軽姿や外国人の足軽姿も見ることが出来、このお祭りの懐の広さを実感できます。

【入場祝祭】

金沢百万石行列の総仕上げは金沢城公園内(三の丸広場)で行われる入城祝祭です。

加賀獅子舞や加賀鳶による梯子登り等の勇壮かつ迫力ある演舞が繰り広げられ、現場の高揚感は最高潮に達します。

そして金沢城にて控えるお松の方のもとへ、利家公が武者を従え勇躍入城すると、皆で一斉に勝ち鬨(どき)をあげ、感動のフィナーレを迎えます。

以上がパレードの大まかな流れになります。

金沢百万石祭りの屋台

非常に感動的なパレードの他に、その脇でアツく盛り上がっているのが付近の各所で出店している屋台の数々。

下記に示す開催エリアの各所で多彩な店舗が出店しているので、こちらも行列に負けない盛大な賑いぶりでお祭り状態になっています。

扱っているメニューもさまざまで、たこ焼きやベビーカステラなどの定番メニューのほか、タコスや石窯ピザなどの洋風グルメ、さらには金沢カレーやかぶら寿司など地元グルメ、そのほか地元有名フレンチの屋台やキッチンカーなど、多彩なラインナップで食欲を刺激します。

なお、屋台の営業時間はおおむね午前10:00~午後8:00頃とされていますが、早い店では18:00頃には閉店してしまいますので、お気に入りの店には早めに行かれることをお勧めします。

以下に主な屋台の出店場所を載せておきます。
どれも徒歩圏内ですので、あまり疲れずに屋台巡りを楽しむことが出来ます。

  • しいのき迎賓館敷地内(しいのき緑地)
  • 金沢城公園内
  • 尾山神社境内と周辺道路
  • いしかわ四高記念公園(旧中央公園)

金沢百万石祭りへのアクセスや交通規制

金沢百万石祭りのアクセスや交通規制、便利な行き方などを紹介します。

車やバス、交通規制など注意点

アクセスについて、まずお車の場合、大阪・名古屋方面からであれば北陸道の“金沢西インター”から20分、東京方面からであれば“金沢森本インター”から金沢方面に向かえば15分ほどで付近に到着します。

しかし正直、祭りの期間中に車で移動するのはお勧めできません。

開催場所周辺は長時間に渡って交通規制がかかりますし、駐車場は沢山ありますが、早くに満車になる可能性が高いです。

そうなると駐車場探しが非常に厄介なことになります。

というのも金沢市は、比較的狭いエリアに宿泊・ショッピング・行政・ビジネスが集中したコンパクトな街ですので、道路が狭く非常に入り組んでおり、一方通行も多いためカーナビがあっても予想外のルートに行かされることが多く、徐々にイライラ度合いが高まります。

そこがバスですと、スタート地点の駅前あるいは行列のメインルート上、ゴール地点の兼六園下全てで双方の方面への乗り降りができますので便利です。

バスも14:00頃を境に交通規制の影響を受けますが、それより前の利用であればストレスなく移動できるはずです。

電車

電車の場合は、金沢の表玄関である金沢駅の東口を出れば、すぐそこが行列の出発点ですので迷いようがありません。

あとは徒歩でそのまま真っすぐなだらかな坂を上り“武蔵”という大きな交差点に出たら右に曲がり、次に“香林坊”に出たら左に曲がり、最後に“広坂”に出たらもう一度左に曲がる。

これだけで行列の全行程を踏破できます。
所要時間は最短30分程度。

意外と短時間で歩き通せると思いませんか?

よって、金沢ではバス、そして意外と最も有効な移動手段が徒歩になるわけです。

一度試してみて頂ければお分かり頂けると思いますが、上記の通り金沢はコンパクトな街ですので、徒歩であればショートカットも可能になり、意外とあっという間に目的地に行けてしまうのです。

以上、交通について長々と述べてきましたが、実は私がおススメする一番のアクセスはズバリ
“周辺のホテルに泊まる”
です。

幸い、今回の行列のルート上には沢山のホテルがあります。

中には街なかにも関わらずリーズナブルに泊まれるホテルも多く、事前にチェックインを済ませておけばすぐ近くの会場まで徒歩にて短時間で行け、身に付けるものや持って行くものも軽装で済み、忘れ物があってもすぐ取りに行けます。疲れたらホテル内でゆったりと休憩ができ、トイレも並ぶことなく使用できます。

出費は生じますが“たまの贅沢”と割り切ることをオススメしております。

金沢百万石祭りを楽しむアドバイス

ここで金沢百万石祭りをなるべくストレスなく楽しむためのその他のアドバイスをいくつかご紹介します。

【混雑について】

ピーク時には最大40万人以上もの観客が限られたエリアにすし詰めになりますので、その混雑ぶりは言語を絶するほどで、前にも後ろにも進めなくなるくらいです。

しかし、実は丸一日中混雑しているわけではありません。

観客の大勢を占める地元の方々は、テレビ中継を見ながら出発のタイミングを見計らっている場合が多いので、各々の場所で行列到着時間より1~2時間前くらいから場所取りすれば、十分間に合います。

ただしそれを逃すと一挙に混み始めますので、くれぐれも余裕を持って行動したいところです。

【おススメの観覧場所】

私のおススメの場所は“兼六園下”です。

利家公とお松の方も含めた全ての百万石行列を見る事が出来るうえに、すぐ近くに全国的に名高い“兼六園”

これまたユニークな展示物で全国に名高い“二十一世紀美術館”

利家公の本拠地“金沢城”があり、ちょっとした金沢観光も楽しめます。

さらには屋台の出ている公園にも近くで徒歩圏内で、空腹対策もバッチリです。

その一方、慌ただしい席取りを避け、金沢観光も楽しみたいという方には有料観覧席があります。

以下にそのデータを記載します。

  • 設置場所:金沢城公園内
  • 利用時間:14:30~17:30
  • 行列通過時間:15:00頃~17:00頃(年によってバラつきあり)
  • 座席:全席指定で折り畳み椅子で400席以上(屋根は無いですが車椅子用スペースがあります)
  • 料金:3500円(税込)
  • 兼六園下で当日券が販売

有料席の前では各団体がパフォーマンスを披露してくれるという特典もあります

【主役の“利家公”“お松の方”を見逃さないために】

利家公・お松の方は一団の最後にやってきます。
そしてその周辺にはテレビクルーが張り付いていますので、それを目印にすると見逃しにくいです。

ただ、周囲の観客が気づくと途端に辺り一帯が騒がしくなり、人垣による見づらさが大幅に悪化しますので事前の観覧ポジションの確保が重要になります。

金沢百万石祭りのトイレ事情

トイレにつきましては、開催地が街の中心部ですので公共・民間問わずあらゆる施設が利用できるのでまず困ることはないと思います。

ただ混みだすと行列が出来、用を足すまでに時間がかかる恐れもあります。
やはり事前に済ませておくのが一番無難ではないかと考えます。

バリアフリー関連につきましては、行列ルート全体がスタート地点の金沢駅東口を起点として、金沢城までゆるやかな登りになっておりますので、傾斜的には緩やかでも高齢者や足の不自由な方、車椅子の方が長時間移動するのはしんどいと思います。

対策としては早めに行列がよく観察できるベストポジションを確保したうえであまり動かずにじっくり楽しまれるのが良いかと考えます。

そのためにも足の悪い方や障害をお持ちの方、ご高齢の方には前述した有料席を利用することを検討しても良いのではないでしょうか。

そして開催時期は梅雨時期になります。
そして北陸は季節を問わず曇天の日が多いです。

よって、当日は雨になる可能性も低くはありません。
しかし、少雨であれば祭りは決行されますので、雨具は必ず持って行きましょう。

逆に晴れると、今度は熱中症になる可能性がありますので、日差し対策や水分補給も抜かりなく準備する必要があります。

金沢百万石祭りの料金

出費につきましては、行列を見るぶんには無料ですが、屋台では当然支払いが伴います。

しかもお金のやり取りはまだまだ現金払いが主流なのに加え、おつりに苦労する店もあるので現金は現金でも紙幣と硬貨両方を多めに持って行ったほうが良いと思います。

金沢百万石祭りの内容や屋台は?最後に

以上の注意点や情報、コツを活かして頂ければストレス無く石川県最大のこのお祭りを心の底まで楽しんで頂くことが十分可能だと思います。

そしてきっと一生に残るような思い出になると思いますので是非足を運んで頂ければと思います!

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